
歯が生えている土台、つまり上顎と下顎の大きさや位置関係の不調和が非常に大きい場合には、歯を動かすだけでなく、下顎または上顎の手術を取り入れた治療を行うほうが望ましい結果を得られる場合があります。
外科矯正を適用する例としては、
などがあります。
またこのような外科矯正が必要となる状態を、顎変形症と総称しています。
外科矯正を選択する際の判断基準としては以下のような点があげられます。
- 通常の矯正治療のみでは、十分によい咬合が得られないと判断される場合
- 矯正治療のみで仕上げようとすると、かなりの歯の移動量になり、歯や歯肉、骨に無理がかかってしまうことや、矯正後の安定性が悪いことが予想される場合
- 本人が、歯並びだけでなく、かみ合わせの土台のバランスや、顔の形の改善も望んでいる場合
当院は、顎口腔機能診断施設として、神奈川県より指定を受けておりますので、外科的矯正治療においては、一般的に健康保険の適用で治療を行うことができます。
手術は、当院で行うのではなく、この分野を専門とする、関連病院の口腔外科医が行います。2~3週間の入院と全身麻酔が必要です。
手術はすべて口内法(口の中からの手術)で行いますので、顔に傷跡が残ることはありません。
大まかな流れ
| 1.ご相談 |
治療に関する疑問や心配事をお聞きしながら、診察を行い、 矯正治療の流れ、注意点、期間や費用の概要についてよく分かるようにお話いたします。 |
| 2.検査 |
診断に必要なレントゲン、歯型、写真他、資料をそろえます。この結果をもとに、最善の治療計画を立てます。 |
| 3.診断 |
具体的な治療法や、装置の種類、矯正中のむし歯予防法などについて詳しくご説明いたします。 また、当院矯正専門医からのお話だけでなく、口腔外科医からの説明も受けていただきます。 |
| 4.歯ブラシ指導 ・その他 |
必要に応じて親知らずなどの抜歯、虫歯がある場合には治療。 |
| 5.術前矯正 |
矯正装置をつけて歯並びを整えます。手術直後に噛み合わせがしっかりとできるように行います。通常10ヶ月~2年。 |
| 6.口腔外科に入院 ・手術 |
一般的に入院期間は2 ~ 3週間です。 |
| 7.リハビリ テーション ・術後矯正 |
手術直後は、口をいつものように動かしたり、十分に噛んだりはできません。新しい顎の位置に慣れながら、徐々に顎を動かす練習などをします。そのようなリハビリテーションの後に、噛み合わせの微調整をします。通常6ヶ月から1年。 |
| 8.矯正装置を はずして |
保定装置(後戻りを防ぐもの)を使用します。 |
| 9.メインテナンス |
健康できれいな歯を維持するために、定期的なチェックとクリーニングを利用することはとても有効です。 |







