日本矯正歯科学会臨床指導医について

矯正歯科については、大学6年間の中で矯正歯科の概要について把握することはできますが、実際の診療に必要な知識・技術を習得できるわけではありません。
歯や顎の位置に関する診断、顎の成長、様々な不正咬合に対する治療法、数多い矯正装置の種類や正しい取扱いなどについて学ぶには、卒業後に矯正専門のトレーニングを積む必要があります。
しかし矯正治療を受けようとする皆様には、どこにいけば知識と技術が十分な矯正医に診てもらえるのか、分かりにくい状況です。
そこで日本矯正歯科学会では、矯正歯科医療の水準を維持し、皆さんに矯正歯科を選び受診する際の判断材料とし適切な医療を受けて頂くために、認定医・臨床指導医制度を設けています。
認定医は、5年以上矯正歯科について研鑽を積み、適切かつ充分な学識と経験を有するもの、臨床指導医はさらに厳しい審査基準により、確かな診断・技術力、豊富な経験や倫理観を持つことを認められたものに与えられる資格となっています。